気がつくと、センターで一番の古株になってしまいました。正直、こんなに長くセンターで働くとは思っていなかったのですが、様々な専門分野の知的な刺激を学生から受けられるという環境が、一つのことに興味を絞れない自分にぴったりで、結局やめられなくなってしまいました。本当にセンターと共に歩んだ?十年です。
専門は日本語教育、特に語用論、評価(テスト理論)、コンピュータ利用学習等なのですが、子供の頃から何にでも興味を持ってしまって、一つのことに集中できないタチでした。子供の頃は電気や機械が大好きで、いろいろなものを作っていましたが、同時に小説を読むのが大好きな自称「文学少年」でした。大学の専門は迷った末、数学にしましたが、音楽、文学への興味は断ちがたく、数学の勉強そっちのけで音楽を作ったり、小説、詩を書いたりしていました。大学院では言語学に専門を変えたものの、今度は興味の中心が哲学や記号論に向かってしまうといった調子です。そのころ、言語に関係のある仕事であり、しかも日本語で日本語を教えるということに哲学的な興味をそそられて選んだのが日本語教育でした。最近では法律に興味を持ってしまい、空いた時間は法律関係の本を読んで過ごしています。文学→数学→言語学→哲学→日本語→法律と考えると、かなりめちゃくちゃですが、今になって考えると、言語や論理に関する興味ということは一貫していると言えるかもしれません。さて、これからはどんな専門に興味が向いてしまうのでしょうか?
趣味・興味はいろいろです。機械修理(車から傘まで)、電気(電気工事、電子工学、無線工学)、現代芸術(昔、一時期本気だったことも)、コンピュータ(8ビットマイコンのころからのおつきあい)、ジャズ(学生時代は一日中ジャズ喫茶に入り浸り)、軽い筋トレ等ですが、最近は、電気についての興味がまた強くなってきて、散歩中も電柱や高圧電気配線を眺めて楽しんでいます。
「あきざわともたろう」と読みます。2003-2004年度から専任教員になりました。どうぞよろしくお願いします。
外国語は決して得意ではなかったのに、何の因果か平成の約三分の一を外国語から逃げられない環境で過ごしました。驚きと戸惑いの連続でしたが、同時に自身が日々更新されていくような刺激的な毎日でもありました。特にフランス語をゼロから学んだことは、ことばの教師としてもとても面白い経験でした。私の学生たちもこんな楽しいことしてるんだ、とわかっちゃいました!
博士論文 | 「満洲語文語における形態と音韻について ―『満文金瓶梅』を中心に―」 |
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所属学会 | 日本言語学会、日本語文法学会、小出日本語教育学会、カナダ日本語教育振興会、日中関係学会、茶の湯文化学会 |
在外経験 | 2006年-2011年 中華人民共和国 吉林省長春市 |
最近の指針 | なんとかする、捨魂、自分優先 |
宝物 | 自分、四人の甥っ子、経験 |
自慢 | とにかく運と周囲の人に恵まれていること。 |